深場マダイ攻略。太仕掛けスルメデスは通用するのか・・。

平均月収のサラリーマンで二児のパパであるswitch。もちろんお小遣い制であります。
そんなswitchは資金の都合上タイラバ装備を揃えたくても揃えられない。いや・・揃えられる資金が貯まれば青物を釣る道具や青物を釣るための釣行費用に回してしまうために、オフショアに目覚めて3年を迎える現在であってもタイラバ装備を揃えられずにいます。
どうやら僕のように我慢出来ずに一瞬の勢いに背中を押されて散財してしまう釣人の行動のことをリアクションバイトというらしい。(なんだろうか・・ダメ人間と言われている気がします。)
もうあれです・・。兎にも角にも自業自得っス。だから、真正面からタイラバの記事やインプレを書けない訳で・・。
しかし、今。
switchにはスルメデスというジャッカルさんのビックベイトタイラバという手札があってですね。こうやって記事を書ける訳なんです。つまり、スルメデスがなければタイラバのことを一言も書けなかった訳なんです。
半信半疑で海に沈めてから累計3回の釣行になると思うのですが、釣行3回中3回とも良型マダイを釣り上げることが出来ており、ジギング装備でマダイを狙う僕のような偏った釣人にはもってこいのアイテムだと思っております。
今回の記事はそんなスルメデスのインプレ第二弾です。
七里ヶ曽根という夢の海域で、100mを越える水深でスルメデスを使うとどうなるのか・・。
もちろん、いつもの太仕掛けスタイルでマダイが釣れるのか検証してみました。
スルメデスというタイラバがどんなモノなのか知りたい方はこちら⇓を是非読んで下さい。
検証前略
検証時期にあっては2018年の12月25日。そして、スルメデスの検証時間にあってはおそらく1時間くらいだと思います。
今回の釣行の狙いは寒ブリなので。船長の釣行プランとして最後にちょこっとマダイも狙うとのことでしたのでスルメデスの200gと新たに購入した300gの2つを検証してみました。
その時の釣行記録はこちら⇓の記事をご覧下さい。
この釣行記録を読んでくれた方にまず感謝と敬意を。
それでは、その時のセッティングを軸にして書いていきます。
200g✕PE1.5号✕リーダー40LB✕Lジギングロッド
海底まで約110m。こんなに水深のある深場でタイラバを落とすのは初めての経験です。
当時の風がそよ風だったといことや、当時のドテラジギングでロングジグの220gが着底することが分かっていたので、200gでも通用するだろうと考え、300gと200gの選択肢の中から200gを選びました。
フォールスピードは良好。しっかりと着底。
ただ、フォールスピードはスピニングよりもベイトの方が絶対に早いです。スピニングはスプールにラインが当たって放出するのでそれが摩擦(減速)となり着底が若干遅いと思います。
まずヒットしてくれたのはキジハタ。
マダイの尾びれに隠れてますが⇓・・。見れましたか?この魚、本当に美味しい魚なんです。(釣れてくれたキジハタさんに敬意を表せず、申し訳ない限りです。)
アベレージサイズのキジハタさんでしたが、110mもの水深だから物凄い引き抵抗を感じさせてくれました。まるでコンビニの小袋を引っ張っているような重さでした。
そんなキジハタさん。switchは夏の魚だと思っていましたが、真冬でもキジハタって釣れるんですね・・。それもそのはず、ここは七里ヶ曽根。なんでも釣れる・・。ポテンシャルが半端ないです。
何度か着底と巻き上げを繰り返していると、ボトムの方でガツガツしたアタリを感知。ガツガツからグンとした確かな重みを感じとったところでフッキング。無事にノッたようで巻き上げながらも叩くような引き。中層を越えてもなお叩く引き味に絶対に根魚ではないことを確信。
100m以上のラインを回収して海面へ浮上してきたのは40センチクラスのマダイ!
着底が出来たことと、マダイが釣れた検証データが取れました。
次に同じラインシステムで250gのタイジグを付けて青物もマダイも狙おうと試してみます。
しかし、このタイジグを付けて釣ることが初めてなのでよくわからないまま時間だけが過ぎていく。
そもそも、スローで釣る技術なんて持ってねぇじゃねぇか!!
残り時間は本当にないので、さらなる検証を行おうと思い、再び200gのスルメデスに付け変えて再び角度を横に流しながらの回収時・・。中層のかなり上のほうでグンとした重みを感知。即アワセ。
ジーーーーーとドラグ音が鳴り止みません・・。
なんとマグロがヒット。
めちゃめちゃ走りましたが結局はラインブレイク・・。
残念な結果となりましたが、スルメデスがマグロに効くことと、40ポンドでは歯に接触するとラインブレイクするデータに繋がりました。
(こうやって前向きに捉えて検証をしていますが、めっちゃ悔しいです。)
300g✕PE5号✕リーダー80LB✕ジギングロッド
本当はこのラインシステムで200gを試すプランを考えていましたが、マグロによってラインブレイクしてしまったので・・。300gのスルメデスをセットして海底へ沈めます。
着底は・・・当然のことながら無事に成功!さすが300g。
巻き抵抗は・・なんだか200gより波動を感じます。恐ろしくブルンブルン震えます。
残り10分となったところで、ガツガツゴンとした引き重りを感じフッキング!ドラグを出さない程度に走りますが、パワーを感じます。ポンピング時の引き重りがヤズよりも抵抗を感じない。おそらくマダイかな・・。と思いながら引き寄せていくとロクマルサイズのマダイをキャッチ!!
先程よりもさらに太仕掛けということと、200gに比べて一回りトレーラー(ワーム)も大きいサイズなので、どうなるかと思ってましたがこのラインメソッドでもマダイが釣れる検証結果に至りました。
残り5分。最後の流し。
ロクマルマダイと写真撮影をして、船長に魚を引き渡して焦りながらスルメデスを落とします。
船長からストップフィッシングの合図が出た。つまり、ラストの巻き。底から5mほどでガツガツしたあたりを検知。
最後の回収でヒット!なんてドラマチック!!
と思っていたらいきなり生命感が消えます・・。フックアウト・・。
回収してフックを見るとロクマルマダイでの格闘によるものだと思料されますが、フックの先端がそりゃ刺さらないだろう的な角度に外側に曲がっていました・・。
残り時間が少ないことでフック確認を怠ってしまった初歩的なミス。そのミスによるフックアウト・・。船長に右頬を(限りなく優しく)叩いて欲しい気分になりました。
実釣考察
まずはスルメデスの200gと300gの大きさの違いです。
200gはオレンジイカカラー(Lサイズ)。300gはアカイカカラー(LLサイズ)です。
比較対象にアイコスを置いてみましたが、煙草を吸わない人にとっては分からないですよね・・。申し訳ありません。
写真では分かりにくいですが、アシストラインが200gよりも300gの方が太くなっており、フックのサイズも太く大きくなっています。(まぁ、これが油断してフック確認を怠ってしまった理由です・・(泣)。)
さらに、スルメデスのパッケージの使用注意説明にこのような文章があります。
・ 大型のマグロやヒラマサ等をターゲットにご使用になられる最には、フックシステムをより強靭なものに組み替えられることをお勧めいたします。
なんと・・!!
つまりは、僕のようにジギング装備(太仕掛け✕パワー勝負)でスルメデスを使うのならばフックシステムを変えておけ!と事前に書いてあるではないですか・・。
そりゃ・・対青物向けのドラグ設定でポンピングによるパワーファイトなんてしたらフックだって変形するでしょう・・。
300gと200gではフックのサイズやアシストラインが太くなっているのを実際に確認していたので、大丈夫だろうと思っていました・・。不覚!!
僕のようにスルメデスを使おうと思っている釣人がいるのならば、是非とも他山の石として読んで頂ければ幸いです。
なんだか自業自得極まりないですが、ここでポイントをおさらい。
太仕掛けでもスルメデスのウエイトを重くすることで釣れる。
ウエイトの幅が80gから300gまで豊富です!
純正フックシステムはタイラバ専用!繊細な針だということを忘れない。
人柱となったswitchの苦くて淡い記憶。これを書きたくて記事にするくらいです!
パワーファイトするならばフックシステムは自作する。
是非、ジャッカルさんにパワーファイト用の純正フックを生産して欲しい・・。
80LBでは遊動しにくい。
結び目次第ですが、60LBは遊動可能でした!
200gも300gもリーダーを通す筒の幅は同じ。
つまり、リーダー60LBまでなら共通で使えます!
まとめ
いかがでしょうか。
次回の検証は、自作フックによる検証が必要だと思いました。ということで、スルメデス第3段をこうご期待下さい。(オフショア釣行回数が低いので、いつになることやら・・)
switch自身、マダイをメインにする釣行は少ないと思いますが、ジギング装備で対応できるスルメデスのおかげでマダイを狙って釣る扉が開かれております。もちろん、まだまだスルメデスのポテンシャルを引き出すことは出来ていませんが、釣れるアイテムに間違いありません。
(と言葉に書いてしまいましたが、私はジャッカルさんの回し者では決してありません。)
私のようなリアクションバイトによってタイラバ装備が揃っていないアングラーは是非とも考えてみてはいかがでしょうか。
高校時代からケアレスミス多し
switch