【190206】小呂島沖!ジギング・キャスティング。

パソコンをカタカタと打っていると、僕の右側の同僚が話しかけてきた。
「switchくん最近釣りに行ってないよね?」
釣りの話になると、かなり集中していても仕事を中断してしまう僕はきっとどうかしている。
「あーそうですね。2月の末に行く予定ですが・・それがどうかしました?」
「妻がswitchくん今度いつ釣りにいくと?って言っててね・・」
「ちなみにどんな魚が希望っすか?」
「ブリ。このまえ貰ったブリが本当に美味しかったらしくて」
「ブリだったら、2月末に行くっすよ」
「もしあれだったら、switchくんの仕事代わりにするからね」
(だから魚ちょうだい!)という暗黙の密約が成立したのがその日の朝。その昼過ぎに一通のラインが来ていた。それを開くと神さまからの言葉だった。
『2月6日、凪予報なんでキャスティング+ジギングどうすか?』
僕にオフショアの楽しみを教えてくれた神さまからの誘い。すぐさまスケジュールを確認すると、普通に仕事だったけれど、右の同僚にそれを伝えると深く頷いてくれたので、暗黙の密約が成立したと同時に、その釣行に急遽参戦できるようになった。
今回の記事は、初のキャスティング挑戦釣行だ。
それでは、本編について書いていきます。
序盤の序盤
釣行前日。
今まで釣ったこともないツムブリという魚を釣るという夢を見たswitch。
その日には神さまからの釣行決定の知らせも届く。
これは吉兆の知らせではないか!!と胸を踊らせ不眠不休のまま、右側の人が僕の代行に来てくれたので、勇み足で神さまの船へ乗り込む。
久々の神さまの船。それだけでも満足。
今回はサーチ釣行ということもあり、自分自身の幅を広げるためにそれなりのコンセプトを持って船に乗り込みます。
今回のテーマーはこちら⇓
① キャスティングを投げ倒すだけ投げる
② アンダーキャストの練習
③ 今まで使ったことのないジグで魚を釣る
というテーマを持って、釣行に挑む計画です。
霧が立ち込める暗闇の中を、神さまは最新の注意で突き進んでいきます。毎回ですが、遠くに見える壱岐や小呂島が見えたあたりから、それだけで満足してしまいます。(下々の民を導いてくれて感謝致します)
キャスティングをする前にジギングポイントに着いたので、まずはジギングからスタート。
雲が空を覆うような天気だったので、曇りの定番カラーのアカキンの中からTGベイトスリム120gからスタート。
このジグで釣ったことがあるのですが、操作によって喰わせた!という具体的なイメージがないので、それを深めるために選択。
カラー選択が功を奏したのでしょうか。いきなり地球が喰らいついてきました・・。
序盤の序盤にして、シルバー信者のswitchの道具箱の中で”唯一のアカキン”というカードが二度と使えなくなってしまいました・・。
どうやら地球の活性は高いものの、魚の活性は低い模様。
早々にジギングポイントを抜けてキャスティングポイントへ移動します。
序盤
キャスティングポイントへ到達。
すぐさまキャストへ移ります。
僕の課題であるアンダーキャストは問題なくできるようで、課題②はクリアの模様。
課題①のひたすら投げ倒すを試みるも、何故かラインにダマができる・・。
いくつものダマを解いていると、神さまの船外機にPEラインが絡むというご法度をやってしまい・・。ダマ解除と再度FGを組んだ時には若干の船酔いが発生・・。
アネロンを服用して効きはじめるまではジギングで勝負することを選択。
ジグの方はシマノさんのペブルスティック。
ジグでマダイを釣るパターンの時に使っていますが、これで青物を釣ったことがないという理由で選択。
スローでフワフワと漂うように動かしているとガツガツとしたアタリを感知して即アワセ。
グッドサイズのキジハタさまでした。
(写真は船酔い回復のため割愛させております)
しばらくすると、キャスティング中の乗船者の方にチェイスがあったとのこと!
再びキャスティングに切り替えますが再びダマができます・・。さらにダマが発生していることを気がつかなかったからでしょうか・・高切れ・・。神さまにルアーを救って頂きました。
乗船者の方々はストレスフリーで投げ倒していますが、自分だけが不具合を感じ、悶々と自問自答をする展開になり、釣友のアドバイスも含めて自分的な考察としては、
① リーダーがナイロンではなくフロロを使っているのではないか
② テンションを掛けて巻くことができていない
③ ルアーが軽い
④ ガイド抜けによるもの
と推察。釣友からナイロンラインを借りますが、解決策が見つからないままジギングポイントへ移動します。
中盤
課題③の今まで使ったことのないジグで釣るという課題をするべく、スミスのナガマサ330gを選択。
これだけ長いと・・ジグというよりは・・もはや切れない短刀です。
今月の七里ヶ曽根寒ブリ釣行で使おうと企んでおり、今回のジギングで絶対に使おうと決めていたジグの一つです。
シルエットの小さいタングステンが有効なことは体験を通じて学んでいますが、シルエットが大きい(長い)場合が有効なことを実体験として学んだことがないので、10キロオーバーを釣るための有効性も合わせて確かめたかったという考えがあり選択。
水深は七里ヶ曽根の寒ブリ海域より深くはありませんが、ひたすらしゃくり倒していきます。
ロングジャークでは驚くほど鋭くピュンピュン跳ね、フォールではくるくると回転しているようで引き重り大!とにかく形状からも伺えますがタチウオパターンに効きそうな動きだと捉えています。
しかし・・330gという重さの負担は筋力を酷使されるようでかなり疲弊しました。
筋トレもしていませんし・・2時間ほどしゃくり倒してギブアップ。
衰えた体力に追従するように精神の方も衰えていきます・・。
難しい・・渋い・・どうしよう・・。
とにかくヤバイ・・。
現時点、僕だけが青物を釣っておりません。ジギング中の釣友に話し掛けていると、その釣友に魚が掛かるし・・。なんだかめちゃくちゃカッコいい・・。なんなんだ僕は!!とにかくどうにかしなければ・・。
背に腹はかえられねぇ・・。
KYジグ220gにチェンジします。
それでも、ノーバイト・・。なんだかしゃくり方を忘れた気がする・・。
怒涛の終盤へ向かいます。
終盤
予報よりも遅く天候が回復の兆しが見えるようになり、彼方には後光が差しております。
これで、シルバーカラーでもフラッシングが機能するのではないか・・と考えていたところに乗船者たちが立て続けにヒット!これはもしや・・時合いなのでは・・!
にも関わらず釣れねぇ・・
乗船者がヒットしているのにそれにあやかることもできず、悶々としていきます。
それでも、乗船者がヒットした時にしゃくっていると自分にもヒット!
あやかり釣法炸裂!
4キロオーバーのミサイル!
それ以降さっぱり・・。再び自問自答を再開。
みんなロングで釣っていますが、どうやら僕のKYジグが一番長さがある・・もしや、この長さの違いが釣果を左右しているのではないか・・ということで、極端ではありますがタングステンで勝負。しかし乗らない・・。
次は、沈下速度を速めて落下中のアピールでスイッチを入れようと思い、250gのKYジグにチェンジ。
すると、次の流しで自分にもヒット!
先程のサイズよりも重めな感覚。ドラグ音も鳴ります。
無事にランディングされた魚はこちら⇓。
表層でもパワフルに引いてくれました。6キロオーバーのミサイル!
ありがたやKYジグ!!!!(泣)
その後も食い上げるようにジグを喰ってきてくれましたがのせられず・・。
サンマナブラを目撃したりと高活性な時合いが終了となりました。
終盤の終盤
乗船者さんがタングステンで結構な数を釣りあげていたので、真似してみます。
サンマナブラを目撃したときに、マグロっぽい魚影を見たので中層ではロングジャークからのフォールを意識してしゃくっていると、なんだか不自然なモヤモヤした感覚がラインを通して伝わったのでアワセます。しかし、のせることができず、それでも違和感があるので再びアワセを入れます。すると、今までの魚とは明らかに違う重さ!
ギュイギュイギュイーン!
ドラグ音が鳴りっぱなし。
え?え?めちゃ走る!なにこれ???
下には潜らずに横に横にドラグを出して走っていきます!船上では「マグロ!!」雰囲気一色!
ラインブレイクしないように、ドラグを徐々に強めていきますが、それでもドラグが出ます。100mラインが出されたところで、皆様の協力を得て、ラインの先へ向かって船が走ってくれます。その時点で確実に130mは出されていました。ファーストランが終わらずに回収を続けます。なにこれ?ラインの方向を見ると、かなり表層を走っている模様。その彼方を見ると漁船・・。
一本釣り漁船のラインに自分のジグが引っ掛かった模様・・。漁師さんが僕のジグを外してもらい、無事にジグは回収できましたが・・なんだかなぁ・・なんだかなんだかなんだかなぁ・・最近こういうパターン多いなぁー。
地球といい、ソデイカといい・・。
たくさんの筋力を漁船戦でもっていかれた僕の筋力は最後まで回復することなく、最後に皆さんがキャスティングする中をジギングで根魚を釣って終了。
課題山積みの釣行となりました。
あとがき
今回の釣行結果にあってはこちら⇓。
チャンスはたくさんあったのに、反省の多い自問自答釣行となりました。しかし、神さまの船。めちゃめちゃ楽しかったなぁー。
キャスティングの課題は今後継続的に修正を加えて、ストレスフリーに投げ倒せるように改善したいと思います。
筋力や体力が疲弊すれば、精神まですり減ることを改めて実感。なんだかんだ言って30代。
体力の低下は明白。整えられるものは整える。次回の釣行は必ず睡眠を取るようにしようと思うswitchでした。
影響を与えられ、与え返す。その掛け替えのない素晴らしさよ。
switch
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