今さら聞けないロッド部位名称を今さらになって学ぶ!

陸っぱりにて・・。
「やっぱりファーストテーパがいいんすよ」
「いいっすねぇー」
と相槌・・。
次はジギングにて・・。
「強靭なバットっすね」
「そうですよねぇー」
と相槌・・。
お次は釣友との会話にて・・。
「お前のそれ(ロッド)胴調子?」
「ですです」
と相槌・・。
と、いいながら相槌をうち続けるswitchであるが、テーパやらバットやら調子やら、ロッドのことをなんとなく理解しているようではっきりと明確に理解している単語ではない会話が時々、必然と発生してしまう・・。そんな時、「どんな意味っすか?」なんて聞ければいいのだけれど、僕のほうが釣歴があったりする相手と喋る時はそうはいかないものであったりする。いわゆる、今更聞けないあるあるです。
特に、釣りの世界においてはフィールドや場面や趣向の深さなんかによって様々な用語が使われていて、釣歴が長いからと言って全てが全て僕自身が理解している訳ではないし、基本的にエントリーモデルのロッドやリールを吟味しながら購入し、使用するswitchにとって最先端の技術なんかの用語は必然とすぐに浸透してこないわけで、そんな僕の知らない単語なんかが会話として発現した場合、調べるか相槌をうつかの2パターンしかなく・・時々理解できないパターンが発生してしまうことがある。
ここ最近、新たにロッドを2本購入したりとする過程で、いろんなブログや動画を読み漁るようになって、やはり勉強しておいた方がいいだろうと思い至り、とにかく、今更になって基本知識を取り入れなければならないと自覚し、この記事を書くのである・・。
どうせ学ぶなら、70点よりも100点満点の方がいいよな。(そうだそうだー!)
要は、自分のための記事です!!
だから、分かっている人は関係ないかもしれないけれど、switchのように雰囲気や感覚で憶えている人がいるのであれば、是非読んで頂きたいかぎりです。
それでは、ロッドについて書いてみます。
大分類
ロッドの分類は大きく分けて、
① グリップ
② ブランク(ブランクス)
③ ガイド
の3つの部位構成によって成立しています。
①のグリップとは、握る部分の総称ですね。
②のブランクとはロッドの軸、つまり本体のカーボン素材の部位です。
③のガイドとは、ブランクに付属しているラインを通す部位のことです。
なので、「張りのあるロッドっすね!」という会話は主にブランクのことを指し示しています。
ここまではswitchも理解できていますので、次に中分類へと派生させて深く書いていきたいと思います。
中分類:グリップ編
リールシートより上の部分がフロントグリップ(フォーグリップ)、
リールシートより下の部分をリアグリップと呼び、
リールシートのある部位をミドルグリップと呼びます。
オフショアや大物用や片手でのやりとりが厳しい場合のロッドではフロント・リアグリップが長い傾向だと思います。逆にブラックバスやアジングといったライト系の片手で操作できるようなロッドではグリップが短いと認識しております。
ロッドの最下部はエンドキャップと呼ばれ、水や砂が入らないようにしていたり装飾が施されていたりと、どんな釣りをしていくかによって様々なグリップの形状が存在していて視覚的に違います。
また、高級感のある雰囲気や洗練された雰囲気などの視覚的デザイン要素のほとんどがグリップ部分に集約されているような気もします。
また、ベイトモデル・スピニングモデルも、それぞれの仕様に沿った形状をしています。
中分類:ブランク編
ブランクの先端のことをトップと言ったり、ティップと言ったりもします。どちらも同じ意味です。
ティップの構造・性質によって、魚を掛ける・操作性・キャスタビリティが大きく変わる、ブランクの重要なポイントです。
ブランクのグリップに近い部分をバットといいます。
バットが強靭であればあるほど、大物との遭遇で主導権を握りやすいと思うので、「パワーのあるロッドっす!」や「のされてる!」なんて表現はブランクのバットのことを指し示しているようです。
ブランクとティップの中間をベリーといいます。
ベリーの曲がり方によって、魚とのファイトスタイルやラインの瞬間的な負担、トゥイッチやジャークなどの操作が変化します。
どこからどこまでの間がベリーでティップでバットなのか・・と突き詰めてみようと思いましたが、そこまでの定義はないようで、switch的解釈ですが、先端からよく曲がる部分をティップ。マジで曲がらない部分をバット、その間をベリーと解釈することに決めました。
中分類:ガイド編
トップ(先端)のガイドのことをトップガイドと呼びます。
トップガイドから順に2番(第2・#2)ガイド、3番(第3・#3)ガイドと呼び、最後のガイドはリアガイド(チョークガイド)と呼ばれます。
※ PEラインが主流のルアーロッドでは糸絡みしにくい傾斜を付けたKガイドが搭載されているモデルが主流です。
また、ガイドはフレームとリングに分けられ、その部位は小分類の方で記載していきますが、同じブランクであってもガイドの位置や素材によって性能が大きく変化します。
ガイドの付け根のことをフットといいます。
軽さを選択するならばシングルフット。強度を選択するならばダブルフットと、トリプルフットとなります。
⇓は、ダブルフット。
⇓はトリプルフット。
となるように、シングルフットは付け根が一本しかないものをそう呼びます。
※ガイドの中にある、黒い輪がリングです。
小分類:グリップ編
リアグリップが分離できるものをセパレートグリップ。
形状が真っ直ぐなタイプをストレートタイプ、削られたものをシェイプタイプと呼びます。
さらに、素材がコルクだったりEVAだったり、グリップ部分は多様性に富みます。
小分類:ブランク→ティップ編
内部が中空のものをチューブラー構造といい、ルアーロッドのほとんどがこの構造のものに当てはまります。
ロッドが製造される際、芯棒という棒にカーボンシートを巻上げて加熱して作られるようで、ロッドとして成形された後に芯棒が抜きあげられるので、ブランクの中空(チューブラー)となるようです。
逆に内部がカーボンやグラス素材で詰まったものをソリッド構造というようです。
中身が詰まっているので、ブランクを限りなく細くできます。
※ チューブラーを細くすると、剛性が著しく低下するので限界があります。
細軸(ソリッドタイプ)にすることで、ティップの動きで視覚的なアタリが取れるようになります。ロッドのハリがラインに伝わらないので、魚が違和感を感じません。デメリットはキャストしづらい、折れやすい・・。
中空(チューブラータイプ)にすることで、キレのあるキャストや操作ができます。ハリがあるのでブランクを通して手にアタリの感覚が伝わります(※上位機種であればあるだけこの感覚が増幅します)。デメリットは魚に違和感を与えやすい・・つまり、バイトを弾いてしまう可能性が大きいと思います。
小分類 ガイド→フレーム編
基本的には3つの素材があります。
① ステンレス製
一般的なフレーム。強度に優れているので、ビックゲームでは敢えてステンレス製のロッドもある。
※ switchの所持しているロッド達のほとんどはステンレスフレームです!
② チタン製
ステンレスよりも軽量なので、感度に優れている。
上位機種に多い。
※ switchは所持していません!
③ AGS製
カーボン素材のフレーム。強度面は金属よりも劣るものの金属よりも軽いため、感度抜群。
出典:DAIWA
こちらもswitchは所持していません!(泣)
小分類:ガイド→リング編
リングも3種類をピックアップしました。
① Sicリング
一般的なタイプ。
② トルザイトリング
Sicガイドよりも薄くしても強度が保たれるため、それによってフレームも小さく軽量化が進むため、感度が向上する。
Sicリングの上位モデル
③ Sic-sリング
Sicリングが発展したもの。これからの一般的な主流はこのリングになっていくようです。
総合的なところ:テーパー編
テーパーとは、ロッドがどんな曲がり方をするのかを表す用語です。
和名だと先調子や胴調子、英名だとファーストテーパーなどを言います。
まずは和名から、
① 先調子
ロッドの胴よりも先の方が曲がるロッドのこと。
② 胴調子
ロッドの中間あたりが曲がるロッドのこと。
③ 元調子
ロッドのブランク先から曲がるロッドのこと。
次に英名です。
① エクストラファースト
ロッドの先端に向かって8:2で曲がるロッドのこと。
② ファースト
7:3で曲がるロッドのこと。
③ レギュラーファースト
6:4くらいのファーストとレギュラーの間で曲がるロッドのこと。
④ レギュラー
5:5で曲がるロッドのこと。
⑤ スロー
ロッド全体が曲がるロッドのこと。
⑥ パラボリックス
スローテーパーよりも曲がるロッドのこと。船の落とし込み釣りのロッドなんかが該当するんじゃないかと思います。
ロッドの性質:硬さ
ロッドパワーとも言われており、同じシリーズのロッドでも硬さが違っていたりします。
UL < L < ML < M < MH < H < XH
といった流れでどんどん硬くなる表記です。
※UL:ウルトラライト、M:ミディアム、XH:エクストラハード
硬ければ硬いほど、より重いウエイトのルアーをキャストしたり操作しやすくなり、柔らかいほど軽いルアーを扱うのに適しています。
まとめ
自分で学んで自分で書いて・・ロッドのことで二度と曖昧な相槌をしなくてもいいほどに勉強になりました。
これで自分も上から目線で単語を言いまくることができると考えております。
こちらの記事は追記型にして、さらなる知識を詰め込みたい所存です。
人は心の目指すところに向かって生きる。
switch
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