【190320】秘境!爆風ナイトウェーディング!

釣りに1ヶ月はいかなかったら、禁断症状のような現象があらわれてswitchを上の空にさせてしまう。
パソコンの前でもリビングのソファーの上でも、釣りの動画や釣りブログばかり閲覧してしまう・・。
ようは廃人だ。
しかし、釣りに行けば釣果に関わらず仕事も家族行事も心をもって充実させることができる。きっと誰しもが立派なサラリーマン、立派な育メンパパだと思うに違いない・・。
ようは無敵だ。
だから、多分。
家族も職場も、僕が病に罹患してしまうと、さっさと勝手に釣りに行け!と思っているに違いないと最近になって感じとるようになったswitchでございます。そんな家族や職場に感謝を感じつつ、釣りへ行って参りました。
今回の記事は、そんな病に伏せっているswitchが、爆風にも関わらず、それでも釣りを敢行した釣行記録となります。
それでは、書いていきます。
序盤の序盤
長女が3歳の誕生日となる前日、2ヶ月前からオフショアの予約を入れていた。
狙いは祝いの魚、マダイをどうしても釣り上げたかった・・というのを建前にして、青物を狙いたかった訳である。
しかし・・。
・・・荒天欠航・・。
それならば、強行プラス思考だ!!
釣友達とショアからの青物の秘境ポイントへ行こうと画策するもスケジュールの都合上と体力的な都合で同行することができず・・。
単独でアジの秘境を目指すこととなった。
マダイ狙い(本命青物狙い)から、家族が喜ぶアジ狙いに変更して、今回の釣行が始まる。
序盤
到着した時点では夕マヅメの少し前。
まだまだ空は明るくてロケーションは抜群である。ただ・・。
秘境へは、極寒の中でしか足を踏み入れていなかったので、たどり着いた時には汗びっしょり・・。服装選択が難しい・・。
まずはじめは、アジのライズなんてなかったから小粒の雨が降るものの、風もそこまでなかったのでイカを狙うことに・・。
しかし、夕マヅメ頃になっても反応がなかったので、ジグでアジ狙いに切り替える・・それでも反応がなかったので、どうしようかと熟考していたら、ウェーディング地点の1メートル先くらいの方でチヌが泳いでいらっしゃる・・。
ということで、チニングのルアーなんて持っていないけれど可能性を込めてフローティングミノーを選択。
飛ばないけれど、switchの中では絶大の信頼を寄せるエリア10・・通称「エリテン」です。
チヌが泳いでいる地点よりもかなり遠くにキャスト。
デッドスローで寄せていくと、チヌが反応!そして一瞬で食い上げ!!
表層を泳ぐルアーだし、透明度の高い海なのでチヌが喰ってきた瞬間を見ることができました!
しかし、最初の突っ込みランでフックアウト・・。
これは不吉な予兆か・・。
気を取り直して、続けざまに扇状にキャストを繰り返しますが、それ以降のチヌのバイトはなく・・。
ブレイク手前を引いていたらエリテンと同じくらいの大きさのカサゴを釣って夕マヅメが終了となった。
今さらになって、改めて思うけど、よう喰ったな。
ルアーの大きさもそうだけど、水深から考えるに1mは食い上げてきてるよね・・。
中盤 無風編
デイからナイトへと切り替わったので、早速エリテンからダイソージグに切り替える。
(写真は明るい時に取ったものです)
今回は単独釣行なので、是非とも釣果が欲しい。
この日の夜に青物秘境へ旅立つ釣友たちのためにも活力となるような釣果を送信したかったので、よくアジを釣る釣友のモノマネメソッドでアジを狙うことに決めた。
・・しかし、いつもバシャバシャ跳ねているアジのライズは未だなく、まだアジが寄っていないのかもしれない・・アジが抜けたのかもしれない・・と考え、「アジ釣れねぇです!」とラインを送ってからの次のキャストですぐにヒット!
アジ・・いました!
と再び送信したその後、さらに1尾を追加して、それから2〜3回ほどフックアウトでバラシ・・。このまま満潮時を迎えて高活性状態のアジを狙える!!・・と思いきや・・。
自然の驚異と対面することになります。
中盤 爆風編
立て続けにアジを狙おうと試みるも、右前方からくる向かい風の爆風にさらされて思うように飛距離が出ない・・さらに糸ふけのせいで着底ができていない模様・・。
すぐに18gのジグから28gのダイソージグにチェンジするも、10フィートのロッドとPEライン0.6号から繰り出される一瞬の高負荷のラインテンションで高切れ・・。優しくキャストすれば高切れすることはないけれど、それでは糸ふけを抑えることも飛距離を稼ぐこともできず、為す術がなくなってしまいました。
それでも、窮地に立たされて咄嗟に浮上した「スピンテール」という選択は効果があり、どうやらアジがバイトしてきている模様・・。錆びたフックを新品のフックに替えてキャストしてすぐに、物凄い大きな漁で使うウキ?に新品のフックが刺さりドラグだだ滑り・・獰猛な風の後押しを受けてラインブレイク・・。
さらに追い打ちをかけるように、向かい風のせいで、折れた枝やブイなどのゴミが接岸した影響でキャストしてはゴミが付いて、物凄い重いゴミに引っ掛かってラインブレイク・・。ただただ、爆風でもFGノットがしっかりと編み込める練度だけが高まった末、小休止を決意。
クーラーボックスに座り、時折雲の切れ間から出てくる満月が綺麗で、秘境という非日常にいることや爆風により釣りができない状況が相乗効果となり、感傷的になって今ここに孤独にいる自分が素敵過ぎて笑ってしまいます。無力・・人間とは無力を痛感。そんな時に妻から「風つよいけど大丈夫?」とメッセージが届く。家族のありがたみを孤独になって感じました。
気分転換に釣友へヘルプを含めたラインを送ることに・・。
switch:こんな向かい風でも、シーバスは跳ねております。
釣友:あのライズを見ると、ミノーを投げ込みたくなりますね。
その手があった!
ブレイク手前でシーバスのライズ。
風向きも向かい風から横風に変わってゴミも少なくなった!今がチャンス!
右から左に吹き付ける爆風にエリテンをキャストすると、風に乗ってめちゃめちゃ飛んで行ってくれた!
その第3投でゴンとした明らかにゴミではない間違いない魚のアタリを知覚!アワセを入れるとグングンドラグが鳴り、ブレイク奥へと走っていく。
間違いなくシーバス!元シーバスアングラーのswitch。走馬灯のように今までのシーバスへ思いを馳せた記憶が湧き上がってくる。
シーバスは一瞬のパワーの鬼。ライトラインだから力技は使えない。ラインにゴミが絡まないようにロッド操作をしながら体力を削っていく。逆に人間の方も、強風のせいで10フィートのロッドが煽られ、ラインテンションを一定に保つことが難しく、神経を削られていく。
長い格闘の末、50オーバーのシーバスをキャッチ!
シーバス!!
久々やったらめちゃめちゃ面白い!!
続けざまにヒット!
サイズアップ!!
場を休ませることもせずに、このサイズをさらに4尾追加!これぞ秘境のポテンシャル!!
とにかく、セイゴサイズではなくフッコサイズばかり釣れることや、博多湾と違って白銀色のシーバスに感激!
終盤
爆風の中でもシーバスが釣れることは分かったが、アジを釣りたい・・。
依然としてシーバスとアジのライズはある・・。
どうにかブレイク奥にまで届かせることができれば・・。しかし、届かせることができても糸ふけが有り余るくらいに出てしまい、為す術がない・・。
いや、為す術がない訳ではない。発想がないだけだ!
糸ふけを出さないためには・・
① 低空でキャストする
② サミングする
③ 着水後、すぐにラインを張る
しかし、ラインが直線に張った頃にはアジのいる距離に届いていない・・。
だったら強制的にラインを沈めてやる・・。
③→ティップを海中に沈めて糸ふけを回収するに変更。
すると、ジグが着底するまで感度が伝わるようになった!
一度ロッドを立ててしまうと、ラインが風に乗ってしまうからずっと海中にティップを沈めたままの操作になってしまうが、これでアジのいるゾーンで勝負ができる・・。
①サイドキャストで低空で弾道気味にキャストする
②サミングで糸ふけを抑える
③着水後すぐにティップを海中に沈めてしゃくりながらラインを張る
④それでも糸ふけが出るから沈めてはしゃくりを繰り返しながら沈めていく
⑤するとグググと感度が伝わる。
正解!!!
アジ!絶対アジだ!
無事にアジをキャッチ。
アジバサミでアジを掴んだ瞬間に、ファイナルファンタジーでお馴染みのレベルアップ音が聴こえた気がした。
switchハ、スキル「爆風」ヲ習得シタ。
このスキルのおかげで、そこから5尾を追加。
アジが吐き出したのがこちら⇓。
こんな時化でもベイトがいれば活性高いんすね!!勉強になります!!
スキルを習得した満足感もあるが、1時間以上はクーラーボックスに座ってたはずだ・・。そこは後悔・・。
あとがき
アジ5尾は刺身に。
酒を若干まぜることで、アジの臭みが抑えられることが分かった。
それにしても、秘境のアジは小魚ばかり食べているからだろうか・・脂がすごい。
刺身ばっかりで食べているので、今後は別の料理を試しながらアジの素晴らしさを啓蒙したいと思います。
それでも世界が続くなら。
switch
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