池袋ウエストゲートパークXV(IWGP)を読む!

池袋ウエストゲートパークXV(IWGP)を読む!

switchという人間がまだ青春の入口に立ち、そこに立ちつつも、どこに入口があるのかもわからずに彷徨い、そんな状況でもありながら何故かどこか楽しくて新しくて悲しいことなんかそれすらまだよく分かっていなくて、とにかく純粋で鋭角な角があってキレイな心であった中学1年生の春。

うろ覚えではありますが、たしかTBSのドラマで「池袋ウエストゲートパーク」という名前のドラマを観た。運よくも第一話から。

 

当時の自分からしたら、Gボーイズのタカシ役の窪塚洋介さんの演技はマジでぶっ飛んでて暴力性があってカッコイイと思ったし、ジャニーズなのに長瀬くんがこんな役するんだって意外で、このドラマヤバイ!面白い!とテレビドラマにはまってしまいました。

とにかく大きく包括してみて、当時の時代を色濃く反映させたヤンキードラマだったのですが、とにかくその世界に魅了され、どんどん引き込まれて、どんどん心が曇っていったことをおぼえています(笑)。宮藤官九郎って凄いよな。

 

とにかく、当時のswitchは池袋ウエストゲートパーク(IWGP)という作品がとにかく好きになり、原作があることを知り、原作を読み、原作のファンとなり、かれこれIWGPシリーズが20年を経過した今でも原作のファンなんです。

なんというか、おそらく、きっと、IWGPという物語に触れたことによって僕は小説に出会い、小説が面白いモノということを教えてくれた大切な作品の一つなのではないかと思っています。

 

今回の記事は、そんなIWGPシリーズの最新巻が発売されたのでさっそく買って読んでみました!という記事になります。

僕なりに読んで、どんなところが良かったかについて書く前に、まずは作者である石田衣良さんのことを書いてみようと思います。

 

石田衣良先生の紹介

 

1960年の昭和35年生まれ。

東京都江戸川区出身。とにかく子供の頃から本が好きだったそうです。

 

大学を卒業後、フリーター生活を送っていたが母の他界を機に広告代理店でコピーライターとして就職し、その後、33歳でフリーへと転身し、36歳で小説家になることを決意、そのデビュー作が「池袋ウエストゲートパーク」になります。

 

その後、「4TEEN」で直木賞を受賞し、石田衣良という名前が日本全域に浸透した気がします。ミステリーサスペンス小説から恋愛小説など幅の広い物語を書ける作家さんです。

switch的には社会的に問題となった事件や事故を題材にすることが多い気がしています。約束とかブルータワーとか、もちろんIWGPもそうですが、たくさんの小説家さんの中でもかなりリアルに敏感な人なんじゃないかなと思います。

 

ちなみに、石田衣良(いしだいら)という名前は本名の石平(いしだいら)からきています。

 

あらすじ

シリーズを通して、池袋の果物屋の店番として家業を継ぎながらも街のトラブルシューターとして活躍する主人公真島誠(マコト)が仲間たちと繋がりトラブルを解決していくといったトラブルシューティングストーリーです。

1冊の本の中に、4つほどの独立した物語に分かれていて、一つ一つの事件やトラブルといった問題をマコトが解決して1冊が終わります。シリーズ全て一貫しているので、ファンはみんな、今回はどんな事件をマコトが解決してくれるんだろうかと、楽しみに読める本です。

 

今回のXVでは、4つの物語となっていて、

目白キャットキラー

動物虐待をテーマにした物語。

マコトが連続動物虐待犯キャットキラーに立ち向かいます。

 

西池袋ドリンクドライバー

危険運転をテーマにした物語。

簡単な調査依頼かと思いきや、危険運転ドライバーによって最愛の息子を殺された両親とマコトが遭遇したことにより、7年前の事件の解決へとマコトが関わっていく・・命の尊さ、苦しさ、危うさを問う物語。

 

要町ホームベース

ひきこもりビジネスを題材にした物語。

ひきこもり人間、とその家族、どちらも苦しみ、救いを求めているベクトルを狙った悪質なビジネスが入り込んだ。マコトはその家族を救うことができるのでしょうか?

 

絶望スクール

留学生ブラック労働を題材にした物語。

過去の作品の龍涙を彷彿とさせますが、最新版の留学生ブラック労働にマコトが立ち向かいます。

 

switchが伝えたい5つのこと

 

① 時代のリアルを読むことができる!

  その時代に流行した事件や話題になったものが題材となっていくので、最新巻であれば最新であるほど、最新の話題になっています。だから、あーこれ、マコトが解決した事件なんだ・・って錯覚する。(ますますマコトがかっこよくみえる)。

ちなみに、今回はタピオカが出てきました。執筆当時、タピオカってこんなに流行っていなかったと思うんですよね・・石田衣良さん、本当に未来を読む力が凄い

② 皮肉が若者の代弁者

  石田衣良さんがマコトという人物を通じて、この世界の暗い部分を皮肉に変えて、目を瞑りたいような暗い場所に柔らかい光を照らしてくれます。なんというか、地獄に住んでいるのは自分だけではないというか、地獄だからこそ面白いんだ的な皮肉に共感してしまいます。

 

③ シリーズなので、主要登場人物が自分の知り合いに感じる

  現在、15巻に突入したIWGPシリーズですが、それだけ読んでいるので、マコトがswitchの同級生の一人みたいに思えるし、タカシは本当に実在していると思うし、たまにしか登場しない人物が登場するだけで嬉しくなります。

 

④ 読みやすい

物語が一つ一つ区切られているので、とにかく読みやすいですし、工業高校卒のマコトの一人称で書かれているので、難しい書き方なんか全くなく、止まることなく読めて、展開も早いので読みやすいです。

 

⑤ アニメ化!!

なんとアニメ化っす!原作ファンとしては、嬉しくもあり、この世界観が崩れないか不安でもあり・・とにかく観たい!!

 

まとめ

いかがでしたか?

現時点では情報はほとんどありませんが、なんとIWGPは2020年にアニメ化になるようです!!

凄いですね!これだけ長い物語なので、小説とはかなり違ってくるのではないかと予想しておりますが、アニメのマコトを見るのが楽しみで楽しみで・・とにかく2020年のアニメ化が待ち遠しい!そんなIWGPシリーズ、是非読んでみてはいかがでしょうか?

 

ブクロサイコー

switch