未だ見ぬ青物を求めて・・。12月離島遠征編!

青物に焦がれ続けて数ヶ月・・。
僕は未だ大型青物を手中に収めていない。
釣りの女神がいるのなら、そろそろ微笑んでくれてもいいだろうに・・。
社会の現実と同様に釣りの現実も同じでなかなかうまくいかないものである・・。
そんな中、釣友がオフショアにてヒラマサを釣り上げた(ごん太のアカヤガラも)。
そんな視覚的情報は、当然ぼくの心の導火線に火を付けたのですが、すぐにでも行きたいけれどなかなか時間的余裕がない・・。そうこうしているうちに導火線が短くなって爆発。なりふり構わず強行(暴走)するのでした・・。
今回はそんな強行離島遠征の記録です。
スタートフィッシング
夜勤明けすぐに自宅に帰り1泊離島遠征を整える。ボケーとした状態で準備をしてしまい、忘れ物あるだろうな・・と思いながらフェリー乗り場へ到着したswitch。
今回は最終便ではなく最終より少し前の便に乗れたので、仮眠を取らずに準備してよかったと安堵・・今回は夕マヅメを攻めることができます。
フェリーに乗って離島へ向かっている間、海面を見ながらナブラを探しますが見当たらず、とりあえず早く釣りがしたくて、まだかまだかと浮足立つ気持ちを眠気で中和しながら、どこにエントリーするか思案していたところ、かなり大事なアイテムである水汲みバッカンを忘れたことに気がついた。
魚の血抜きはストリンガーですることにして、今日は東側を攻めることにした。
到着して中央の港エリアで拠点をつくる。
テントや寝袋などの荷物を少なくして、とりあえずここでスタートフィッシング。
前回、ここで中サバを釣った実績のあるコアマンさんの”ミニカリ”をチョイスしてキャストするも今回は不発・・。
釣りたい投げたい欲が収まったので、当初予定していた東側に移動することに。
夕マヅメまで時間があるので、エギングでイカ狙い。
たくさん投げた後に、こんな浅い場所でもイカいるのかなー?と思いながらキャストしたシャローのゴロタ場でヒット。
コロッケサイズのイカ様!!
写真を撮った時点で空がちょっと夕焼け色になっていることで、まもなく夕マヅメを迎えようとしていることに気づいたのですが、せっかくイカが釣れたのでエギングを続行・・、同じエリアにキャストしたところ、同じサイズのイカをゲット。
また釣れそうでしたがサイズが小さく青物の雰囲気もなかったので、エギングからアジングロッドに持ち替えてミニカリセットで夕マヅメの時合いを利用してアジを狙うことに。
本来、“ミニカリ”はシーバス用のワーム(ジグヘッド)なのですが、どうしてもキャロを使わずに遠投やウエイトを重くしてジグ単オンリーでアジングを成立させたい場合、アジング用(メバリング用含む)のジグヘッドって3gくらいまでしか各メーカー揃えてないんですよね・・。
下2本と右1本がアジ(メバル)用のジグヘッド
そこでミニカリ用ジグヘッドの登場・・というわけなのですが、ミニカリ用ジグヘッドは5gのウエイトがあって、フックは大きめですが・・それでもアジングに成立するのではないか・・と思い、テスト的に試してみています。
もし釣れるのなら、アジングの・・特にジグ単の釣りの幅が大きく広がるのではないかと思っています。
また、前回は中サバをミニカリにてキャッチしています。アジとは違う小型中型青物ですが、サバも反応するならアジも反応するはず・・。そう信じての夕マヅメを犠牲にしての実践です。
そんなミニカリを数投してダート後のフォール中にひったくるアタリ!すかさずアワセるものらず、そのままフォールさせたところに再びアタリ、先程よりも素早いレスポンスでアワセが入ると乗った!
引き味はバイブレーション引いているときのようなブルブル感・・。
これはサバだな・・
と確信する。
しかし、サバにしてはよく引くな・・。
ドラグが結構出されるのが気になりましたが、少し大きめのサバのようだったので、イカは釣っていますがファーストフィッシュはまだということもあり慎重にやり取りをしながら時間をかけて徐々に距離を縮めていくとようやく魚のシルエットが見えてきた・・。
・・サバ・・じゃない・・。
サバよりも、もっと胴体が太くて三日月型の尾ビレの形・・。
これ・・カツオじゃないか!
40センチくらいのカツオと分かった途端、確実にキャッチするべくドラグを少し緩めたのは内緒にして・・タモを拠点に置いてきた事実に直面します・・。
タモを忘れたときに限ってタモが必要な魚が掛かるという釣りあるあるが今目の前にある現実・・。
この時点でかなりのファイトタイムが経過していて、カツオの方はランの時間は短くなってきていますが、まだまだ体力あるように思えます。それでも、カツオと認めた先程の距離よりもゆっくりとではありますが距離感を縮めることに成功して、そのおかげでカツオの正体が“ハガツオ”だと判明し、ハガツオの美味しさを知っているswitchとしては尚更キャッチ成功させたい思いがこみ上げます。
それに、ハガツオの口の絶妙なポイントにフックが刺さっていてくれたおかげでラインブレイクしていないことも分かりました。
4lbのリーダー・・。ハガツオの鋭い歯に触れれば一瞬で切れることでしょう・・。
時間はなるべくかけたくないけど・・。4lbということもあり、勝負は急ぎたい・・。
石畳みの波止場でのランディングは無理と判断して、ゴロタ浜に降りてランディングポイントを決めた。
おそらく10分以上の攻防でハガツオはかなり消耗していた。今なら多少無理してもイケるかも・・。
少しだけドラグを締めてロッドを高く掲げるようにしてラインを回収する。
ハガツオの方はお腹を見せるような横向きにはなっていないものの、頭をこちらに向けて抵抗しない。
今しかない・・。switch・・今がチャンスだ!
そんな絶好のチャンス・・急いでラインを回収しておよそ距離3mまで縮んだところにハガツオが頭を振って抵抗をはじめる・・。
マジでやめろ・・!!
その後、ラインの重みが途絶える・・。
濡れてでも捕まえてやろうと思いましたが、すでにハガツオの姿はなくオワタ・・。
(オワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタオワタ)
頭の中でオワタコールが無限に響いていますが、今は夕マヅメ・・。
次は釣る・・。サバかと思っていたところにまさかのハガツオという衝撃の事実にビビったswitchは、4lbのリーダーを12lbに・・それでもハガツオの歯には負けるでしょうがリベンジ開始です。
その1投目・・表層でダートを数回した後のフォール中にアタリ・・。アワセに成功!
ハガツオリベンジと思いきや、サバ・・。
ミニカリ丸呑みでございます。
イカを省いてファーストキャッチ(祝)となりますが、カツオではないので結構残念・・。
今回はゴマサバを食べたいのでキープする予定でしたが、血抜きするためのバッカンがない・・。ことを思い出したので、ストリンガーに掛けて血抜き、後に内蔵を取ってアニサキスの侵入を防ぐ予定でしたが、せっかくの夕マヅメに1尾ずつストリンガーに掛けるのはタイムロスでしかありません・・。
それにここには猫がたくさん待ち構えています。さかなを地面に置いてしまうと猫の餌食になってしまうので、なかなかしんどい・・。
こちらの写真は中央エリアのギャング団・・。
それでも3尾(うち1尾は猫の餌食)のサバと4尾(うち2尾は猫の餌食)のアジをゲット・・。
急に釣れなくり夕マヅメが終了し、ナイト釣行突入となりますが、目的であったミニカリ(ミニカリフック)でアジを釣ることに成功!!アジングにおいてジグ単の幅が広がったに違いありません。
アジの時合いの終盤・・ミニカリでアタリはありますがなかなかノセられなくなったので、rainsさんの”アジリンガープロ”にチェンジして吸い込みやすいワームに変更したところヒット!
大きめのアジワームにミニカリのジグヘッドというセットでもアジ(その後サバも)を釣ることができ、また一つデータ収集ができました。
その後、夕マヅメの時合いも完全に終わり、かなり寒くなったので拠点に戻り着込むために中央エリアに戻りながら漁港内の調査をすることに。
以前の釣行では港内にカマスとアジが入り込み、引っ掛け釣りで良型のカマスを釣り上げたのですが、今回は入っておらず・・サビキ師と情報交換(サビキ師のおじい様よりバケツを借りることができました・・感謝!)していたところ、どうやら今回は豆アジしか入っていない模様(前日も)でした。
心のなかで序盤にすぐに東側に移動していて良かったと思いつつ、夜勤明けで寢らずにこの時間を迎えていることもあり、着込んだあとに少々サバを釣りましたが22時ころになって眠ることに・・。
気づくと5時ちょっとを過ぎたあたり・・。
目覚ましなしで起きれた奇跡・・。
どうやらかなりの熟睡をしたようです。
キャンプ・・というか、ただテントと寝袋とシートを持ってきて眠るだけの行為ですが、ここまで無風無音の中で眠るのは初めてで、12月という寒さですがキャンプの良さを改めて実感しました。
しかし、寒い・・それにまだ眠たい・・。魚もキープできているので別に釣りをしなくても・・という理性的意識が働き一旦、目をつむりますが、本能は違ったようで目を開けます。
そうだ・・まだ青物(大型)を釣っていない。
何のために離島に来たのか本来の趣旨を忘れるとこでした・・。
暗闇の中を歩き、再び東側へ到着したところ、表層が騒がしい・・。特にドシャローのゴロタ側・・。
このライズはメバル・・?
サイズは不明ですが、プラグを選んでキャスト・・。
ロビンさん、出番ですぜ!!
第1投・・。
タダ巻きしていたところにアタリ・・しかし乗らず、再度タダ巻き中に再びアタリ・・しかし乗らず・・。どうやら高活性の模様・・そして3度目のアタリの時にしっかりとフッキングに成功!良型のメバルです。この時期のメバル・・。
よだれがでそう。
未明にも関わらず猫さんが寄ってきたので写真が全く取れませんが、お次は沖目でヒット。
メバルと思いきや、アジです。
もう少し沖に投げればサバ・・。どうやらメバル・アジ・サバの時合いのようで、あのとき眠らずに良かったと自分の本能に感謝です。
ちなみに、ドシャローでメバルを狙っていたところ、尺近いアジをゲット。もっと早く起きればもっと楽しめたのに・・と後悔。
常夜灯の光量と太陽の光量が同等になったころに時合い終了。メバルの時合いがすぐに終わったので、もう少し早くエントリできればもう少しメバルを釣ることができたのでしょうが、アジの長い時合いを体験できて良かったです。
おじいさまのバケツ・・大変良い活躍でした!!
その後は青物を狙うためにラピードを使って誘い出しにトライしますが、青物の雰囲気がないのでエギングロッドに持ち替えてエギをしゃくってていたところに300gくらいのイカを2杯ゲット。
エギボンバー炸裂・・!!
完全に朝を迎え、そろそろストップフィッシング・・。
第2便の船が出発したタイミングで拠点へ戻り、帰る準備をして、ちょっと早めに準備が終わったので、フェリー乗り場の横の波止場でミニカリで時間をつぶすことに。
中央エリアのアジンガーが中サバを釣っていたので、ならばここにもいるだろうと思い、ミニカリをダートさせてフォールを繰り返していたところ、ヒット。安定のサバゲット(リリース)です。
周りが釣れていないなかを一人だけ釣っている優越感(自分がうまいのではなく、ジグ単遠投の効力)に浸っていたところ、ボトムに着底した後のダートのフォールでヒット。サバは中層で喰っていたので、少し違和感を感じましたがもしかすると根魚かもしれないなと思いながら寄せてきたところ、引き味がサバではなくなかなか表層へあがってこない・・根に入られた・・と思いきや、少し強引にロッドを立てると少し浮く・・ってことは根魚ではない・・波止場の真下まで来ているのになかなか上がってきません・・。
もしかしてエイ?と思いましたが首を振るのでエイではありません。寄せることまで簡単だったこともあって、少し強引に魚を浮かせたところ円盤のようなシルエット・・ヒラメです・・。
それに・・。
確実に40オーバー・・というか60前後・・。
ここに来て釣りの女神が微笑む。マジかよマジかよ・・。だけど、4lbだぜ・・。微笑みというか試練じゃねぇか・・。取れたら奇跡・・。取れないという確率のほうが絶対に高いですが、せっかくのチャンス。取れるのならしっかり取りたい。
全然あがってこないヒラメと格闘しながら、またもやタモをフェリー乗り場直近に他の道具とともに置いている事実を思い出す。・・どうにかタモを取りに行かなくては・・。
僕の後ろの方で子猫の写真を撮っていたお兄さんにロッド持っててくださいとお願いして、ダッシュでタモを取りに行く。タモを取って戻るときに声がする「逃げ(バレ)ました」
・・・・。
いや、僕も残念でしたが、こういうプレッシャーだけを任されたお兄さんの方が辛いよな・・。そもそも無理ゲーみたいな相手だったし・・。
お兄さんにまたヒラメ釣りますと笑顔で言って、申し訳無さそうにするお兄さんの心残りを払拭して、切れ切れになったワームを逆セットするとギリギリ使えそうだったのでワームチェンジせずに再びキャスト。
残り時間20分・・。時間潰しの予定でしたが、中層全無視のボトム全集中でヒラメ狙いにシフトです。
ダート⇒フォール&着底をひたすら繰り返す。一度だけ、ガツガツしたアタリをボトムで捉えるものせられずストップフィッシング・・。
後悔の念にぐるぐると取り込まれた結果、あっという間に本土に到着・・。
釣果的にはサビキ師でも中アジがなかなか釣れない状況の中でかなり良い釣果でしたが、ハガツオにヒラメ・・なかなか釣れない相手をキャッチすることができなかったので、大きな傷跡残る釣行となりました。
まとめ
サバが釣れなければアジで料理するつもりでしたが、サバが釣れたのでゴマサバ作ってみました。
それに、最近我が家で流行っているアジのユッケも絶品です。
メバルもアジもイカもどれも美味しく、この量を一夜では食べられないので明日は残りのさかなで手巻き寿司の予定です。
次回はアジングロッドでミニカリを使うのではなく、エギングロッド以上の装備で絶対ミニカリを使おうと思いました。
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